川あそびがおわって

お盆休み中の8月17日・19日予定通り年長中組は埼玉県高麗川に行ってきました。
6月当初の子ども達の姿、出会いがしら子ども同士がぶつかる・走り出したとたんに柱や壁にぶつかる・手足をどこかにぶつけて傷を負ってしまう・暑さに慣れていなくて赤い顔をしている・一見して体重が増えているのがわかる・・・。自粛中の悪影響がはっきり見えていました。目に見えないところへの影響はもっと大きいはず・・・。子どもらしい生活をさせてあげなければ子どもは健やかに育たないということが実に明白でした。
 川あそびも本当に悩みましたが、子どもの生活を最優先に決行しました。
まずは無事に終了できたことがなによりです。たくさんのご準備ありがとうございました。
両日とも行きの車中は貸しきり状態でした。17日の年長組の方が暑くて武蔵横手から川波さんまでの道中でのぼせる子がいましたが、園長先生がハンディースプレーミストで頭からスプレーすると「あーすずしー」「すっきりするー」と笑顔が復活していました。
昨年の台風では高麗川も氾濫し、川波さんは1階が腰まで浸水して畳と襖、室外機などが全滅したとのこと、幸い今ではすっかり復活していましたが、川原も濁流で流されてきた岩と石がごろごろして昨年とは様変わりしていました。荷物を搬入して早く到着していた洋和先生が子ども達が到着する前に岩や石をできるかぎり取り除いてからシートを広げて準備してくださいました。
今年は直前に雨が降っていないので水量が深い所でも子どもの足がつくくらい、水温も冷えやすい子が震えることがありましたが、それでも自分から出たがるほどの冷たさはなく、ずっと川に入りっぱなしで活動ができました。水の冷たさへの拒否感がなかったのでリラックスして川に入り全員の子ども達が楽しんでいました。
年長組は昨年度も経験しているのでサワガニや稚魚をつかまえたり川流れを楽しんだりそれぞれおもいおもいに活動し、おしまいの声に「あしたは?」「まいにちきたい!」と子どもたち。「明日も来たいねー。」「本当に毎日来たいよね。」
年中組は最初は怖がる子もいましたが、先生とあそんでいるうちにだんだん楽しさがわかり始めて、みんな笑顔があり、おしまいになっても水に戻ろうとする子がいました。
年中組は年長組よりも1時間早く帰路につき、どちらの学年も駅までの道中重いリュック(川原の石を拾ってきたのかと思うくらいずっしりと重たい)を背負って歩ききり、帰りの車中では年長で数人年中で10人程度が寝ていたようですが、あらためて「この子達本当に体力があるなー!」とこれまでの日々、先生方が雨の日も、公園で園庭で子ども達とともに走り回って活動してきたその成果を目にすることができ、今回の経験でさらに逞しく育つだろうことを確信しました。
「行ってよかった!」「行けてよかった!」皆様のご理解に心から感謝です。
 子ども達はおうちで「また川にいきたい」とせがんでいるのではないでしょうか?ぜひご家族でいらしてください。川の楽しみを安全に満喫するために大人も子どもも必ずライフジャケットをご用意着用してください。ライフジャケットの浮力で川の流れに乗って上流から下流へと流れていくのが1番楽しかったようですから。(川波さんは駐車料金1日500円。バーべキューも予約できます。園が利用した日は貸切にしていただいたので、ご利用の際には事前にご確認いただいたほうが安心です。)

2020年08月26日